国保税の差押えが、4年間で5倍に増加──国保税の連続値上げを止める
町田市が計画する2年連続の国民健康保険税値上げ問題。
国保・医療をよくする市民の会が、市長あてに街頭での署名行動を開始しました。
調べれば調べるほど、2年連続の値上げに怒りが沸いてきます。
いくつか記しておきたいと思います。
■今年度、20%値上げしたばかり
「納税通知が来て驚いた」──今年度(16年度)の国保税は、平均20%値上げされました。この国保税値上げを審議した市議会でも「厳しい声がある」「インパクトが大きい」など異論が噴出しました。2年連続の値上げは、市民生活に大きな影響を及ぼすことは必至です。
■65%が所得200万円以下
「国保加入者の所得は低い」ことは市も認めており、加入者の65%が所得200万円以下です。現状でも加入世帯の13%が滞納せざるえない状況です(15年度末)。年金生活者が多く、収入増が見込めない中で国保税の値上げを行えば可処分所得(手元に残り使えるお金)が減り暮らしに大きな影響があります。
■資格証発行多摩地域最多、差押え急増
窓口負担が10割となる「資格証明書」の発行件数は多摩26市で最多の1286件(2016年3月)です。さらに、滞納世帯への差押えが急増しています。2012年度に118件だったものが2015年度は565件へと徴収強化が行われています。
実際にどれくらいの値上げ幅になるのか。
40歳夫婦子ども1人で所得200万円の世帯では、2015年度22万1900円から、2017年度27万5900円にへと、2年間で5万4000円の負担増という凄まじい値上げです。
2年連続の値上げストップ!この一点で、市民のみなさんとも共同を広げていく決意です。