「自民党神戸」が政務活動費(政活費)で架空の調査委託をしていた
政活費から神戸市議選「陣中見舞い」 架空支出…16人に
産経新聞 8月11日(火)10時26分配信
神戸市議会の会派「自民党神戸」が政務活動費(政活費)で架空の調査委託をしていた問題で、支出された政活費の一部が、今年4月の市議選前に会派の市議ら16人に「陣中見舞い」として配られていたことが10日、分かった。架空委託での支出が選挙用の裏金に使われた可能性がある。
委託の窓口で、今月6日に病死した大野一元市議=当時(62)=の代理人の阪本豊起弁護士が10日、代表者会議で報告した。
阪本弁護士によると、陣中見舞いは今年3月、会派の市議12人と新人候補5人に計1120万円用意されたが、新人1人は渡されず、市議1人は後に返還したという。
当時の団長だった浜崎為司(ためし)市議(67)=現在は別会派=は「政活費の認識はなく、大野氏が善意で資金作りをしたと思った」と説明。一方、阪本弁護士は「大野氏は単独で配ったことを否定し、幹部は暗黙に了解していた」とした。
大野氏が問題発覚時に所属していた会派は10日、虚偽公文書作成・同行使罪で大野氏らに対する告発状を兵庫県警に提出した。
委託の窓口で、今月6日に病死した大野一元市議=当時(62)=の代理人の阪本豊起弁護士が10日、代表者会議で報告した。
阪本弁護士によると、陣中見舞いは今年3月、会派の市議12人と新人候補5人に計1120万円用意されたが、新人1人は渡されず、市議1人は後に返還したという。
当時の団長だった浜崎為司(ためし)市議(67)=現在は別会派=は「政活費の認識はなく、大野氏が善意で資金作りをしたと思った」と説明。一方、阪本弁護士は「大野氏は単独で配ったことを否定し、幹部は暗黙に了解していた」とした。
大野氏が問題発覚時に所属していた会派は10日、虚偽公文書作成・同行使罪で大野氏らに対する告発状を兵庫県警に提出した。