憲法破壊 動き強める/手続き法改定へ 8党改憲派合流
憲法破壊 動き強める
手続き法改定へ 8党改憲派合流
「神棚から出せ」
大会の政党代表あいさつで自民党の船田元・憲法改正推進本部長は、「憲法は神棚にしまっておくものではない。ちゃぶ台に引っ張り出して、おかしい部分はどんどん変えていく」と明文改憲推進の立場を表明。自民、公明、民主、維新、みんな、結い、生活、改革の8党で改憲のための国民投票法改定を進めているとし、「8党の枠組みを使って憲法改正原案をつくっていきたい」と前のめりの姿勢を示しました。
世論は反対多数
本来、衆参両院での3分の2以上の賛成による改憲発議と、国民投票の過半数の賛成で決まる憲法改定を、それが難しいからといって「解釈改憲」を容認するというのは、「憲法を無視する」ものにほかならず、近代的な立憲政治を否定することになります。
自民党は、国民投票法改定の見通しがついたとして改憲スケジュールの具体化に乗り出し、最短で2年後の2016年に初の国民投票実施を見据え、「環境権」創設など公明党や野党が同調しやすいテーマに絞り進める方針です。
国民世論は解釈改憲でも明文改憲でも反対が多数で、警戒を強めています。安倍政権の歴史逆流の中で、アジア各国が厳しい批判を強める中、“歴史修正”と“憲法修正”を同時に進める動きに対しアメリカからも批判が強まっています。
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