「金融政策、財政政策、成長戦略」をやってきた結果が今の格差社会でないのか?
経済誌電子版に以下のような記事があった。
その安倍政権は自ら使命と掲げる「強い経済を取り戻す」ためにいかなる手段を講じるつもりなのか。強い経済を取り戻すための入り口は「デフレ脱却」だ。20年もの長きにわたってデフレを続けている日本経済は世界に例をみない異常事態に陥っている。ありとあらゆる政策を同時進行で進めていかなければ出口はみえない。安倍政権にはその理解がある。具体的にはつぎの3点に集約される。金融政策、財政政策、成長戦略の3つだ。(@nifty news 2012.12.28)
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「金融政策、財政政策、成長戦略」をやってきた結果が今の格差社会でないのか?
「金五郎」は思うのだ。大企業の内部留保を「国民のカネの循環」の輪につぎこめ!
「デフレは悪い」。確かに行き過ぎたデフレは「悪い」。
だから「インフレ政策で物価を2%上げる」
それだけ?
じゃあ年金はどうしてくれるの?
年金は毎年下がる。なのに物価が上がり、消費税もあがる。
ここはやはり共産党の経済政策の出番だ。
しんぶん赤旗日曜版正月号に志位委員長の対談がある。
経済政策関連は以下のとおり。
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《経済政策》なるほど!賃上げで好環境志位 安倍内閣の経済政策は展望がないですね。「デフレ対策」といって「無制限の金融緩和」をやるといいますが、日銀が一万円札をたくさん刷って、インフレにすれば、景気がよくなるかというと、ならない。いま景気が悪いのは、働く人の賃金がどんどん下がっているからです。賃下げのままインフレになったら、ますます苦しいじゃないですか。福本 そのへんは、安倍さんにアドバイスしてもらっていいですかね(笑い)。そうしないと…。山本 また短命で終わっちゃう。志位 デフレの悪循環が起こっています。働く人の賃金が減る、モノの売れ行きが悪くなる、企業の業績が悪化する、そうするとますます賃金が減る。福本 よくないですね。◆悪循環断つ
志位 この悪循環をどこで断ち切って、好循環にするかというと、まず働く人の賃金を上げることですよ。働く人の賃金は、97年をピークに1世帯平均102万円も下がっているんです。雇用のルールを強めて非正規雇用の人を正社員にする。中小企業への手当てをしながら、最低賃金を引き上げる。中小企業の下請け単価を適正にする。これらは、大企業にたまっている260兆円の内部留保のごく一部を還元すれば可能です。悪循環から好循環に切り替わり、結局、企業にもプラスになるんです。渡部 なるほど。わかりやすいですね。志位 いま大企業が「業績悪化」を理由に、ごく目先の利益だけを求めて、リストラ競争をやっています。一社だけで見れば、その会社の利益はあがる。でもすべての企業がやったら、景気はいよいよ悪くなります。モノもいよいよ売れなくなる。企業もいよいよ苦しくなる。大企業は、自分で自分の首をしめるようなことをやっているんです。福本 どうしてそういうことが、わからないんですかね。
ほんとだ。