保険料 9月分から値上げ/厚生年金

厚生年金
保険料 9月分から値上げ
04年自公「年金改悪」以来、毎年

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 サラリーマンなどが加入する厚生年金の保険料率が、9月分から上がります。現行の保険料率15・350%(労使折半)が、0・354%引き上げられ、15・704%(労働者本人の保険料率は7・852%)になります。

 引き上げは、10月給与の天引き分から実施されます。年収500万円のサラリーマンの場合、年間約9千円の負担増となって家計にのしかかります。

 値上げは、2004年10月から毎年実施されています。自民、公明両党が同年に強行した年金改悪によるものです。この改悪では、厚生年金の保険料を14年間毎年値上げし、17年度に18・3%まで引き上げることが決められました。負担増の総額は、1人あたり平均で100万円を超えます。一方で、このとき導入された給付額抑制の仕組みによって、受給額は抑えられています。